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ヒノキの剪定と芯止め

  • 執筆者の写真: 誠司 大林
    誠司 大林
  • 2020年8月22日
  • 読了時間: 2分

更新日:2023年8月23日

お盆前に、猛暑の中、草津市にあるお宅のヒノキの、芯止めと剪定作業に行ってきました。

このお仕事は、同業者Hさんのお手伝いで伺ったのですが、施主さんは、とても木を大切にされている方で、樹を伐り倒さずに、しかし、台風等で木が倒れるようなことが無いようにしてほしい、ということでした。そこで、剪定を行い風の抵抗を減らし、芯止め(樹高調整)を行って倒れる危険性を軽減することにしました。



上の写真は、少し重なっていてわかりにくいのですが、4本あるうちの右側2本の剪定が終わったところです。左側に比べて、ずいぶん風通しが良くなっているのがわかるかと思います。ロープで枝先まで行き、作業後に木が弱って枯れたりしないよう注意しながら、伸びすぎた枝や不要な枝を切除して、全体に枝を短くするとともに、枝の量を減らしました。


その後、芯止め作業。幹の先端を切除することによって、幹がそれ以上、上に伸びないようにする作業です。「断幹」とか、「樹高調整」などと言ったりもします。



梢で作業している様子が見えますでしょうか?


そして、最後の仕上がりは、下のようになりました。



樹高が低くなり、枝も減って風の抵抗を受けにくくなったので、木が倒れる危険は、ほぼ無くなりました。


5~10年後に、また伸びすぎた枝を剪定する‥そういう手入れを繰り返していくと、倒木の危険を回避しつつ、末永く木と共生していくことができます。


本当に木を大切にされている施主さんで、こちらも、木を扱う者として、気持ちを新たにさせていただきました。感謝。  



 
 
 

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